予備校は、一般的な学習塾とは違い、大学受験に特化しているのが特徴です。自分に合った予備校を選ぶことが合格への近道といえます。
大学入試に向けて、これから予備校を探そうとしている方のために予備校選びに必須のポイントを解説します。ぜひ参考にしてください。
合格実績を数字だけで判断しない
予備校のホームページや資料には、合格実績が掲載されています。合格者数が多ければ優れた予備校だと考えてしまいがちですが、必ずしもそうとは限りません。
規模が大きく全国に多数の校舎がある予備校であれば、生徒数が多いため、合格者の数は必然的に多くなります。人数だけで判断するのは注意が必要です。
予備校によって合格者数のカウント方法が異なることにも注目してください。
私立大学では、同じ学部を何回も受験できる大学があります。そのケースでは、例えば1人が3回受験してすべて合格した場合、合格者数を3人とカウントする予備校も存在するのです。
予備校が発表している合格実績の数字は過信できませんが、通学を検討している校舎単独での合格実績であれば、判断の目安になります。自分の志望校の合格率が何パーセントかを見ることで、その校舎が志望校への受験に強いかどうか判断できます。
合格体験記も読んでみてください。自分と同じくらいの偏差値の生徒がどこに合格したのかを知る指標になるでしょう。
志望校に合わせたコースがある予備校を選ぶ
予備校にはそれぞれ特色がありますが、自分が目指す大学に合格できるノウハウがなければ合格に近づくことはできません。志望校に合わせたコースがあるかどうかを確認しましょう。
国公立大を目指すコースや医学部を目指すコースなど、志望校や学部に合わせたレベルの授業を受けられます。さらに大学別のコースを選べる予備校もあり、よりピンポイントな入試対策を受けることが可能です。
また、予備校は集団で授業を受けるスタイルが一般的ですが、個別指導のオプションを設けている予備校もあります。集団での勉強が苦手な場合や、よりきめ細やかな指導を希望する場合は、個別指導がある予備校を選びましょう。
まとめ
予備校の情報は、ホームページや配布される資料で得られますが、それだけで判断できない部分があります。掲載されている情報で校舎の候補が絞れたら、体験授業に行ってみることをおすすめします。
教室の雰囲気や講師との相性も予備校選びでは大切なポイントです。受験は人生をかけた大勝負です。合格まで親身に寄り添ってくれる予備校を見つけてください。