予備校の全寮制は難関大学を目指す人におすすめ!メリット・費用を解説

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難関の国公立や医学部を目指す人にとって「どこで、どのように勉強するか?」は合否にかかわる重要なことでしょう。これからの1年間を受験勉強のために使うと決めたなら、予備校の全寮制を利用してみるのもおすすめです。

この記事では予備校の全寮制に通うメリットや入寮する際にかかる費用について解説していきます。学習環境についてお悩みの方はぜひ参考にしてください。

予備校の全寮制を利用するメリット|勉強だけにすべての時間を使える

予備校の全寮制とは、予備校が直営・提携している寮で暮らすことで、勉強に専念できる場所を提供する制度です。寮といってもただの住居ではなく、難関大学を目指す受験生にとってうれしいメリットがたくさんあります。

最も大きな魅力は、受験勉強だけにすべての時間を使える環境です。自宅などで自習をしていると、ゲームやスマートフォンなどの誘惑も多いので、学習だけに集中するのは難しいこともあります。また、一人暮らしをしながら予備校に通うとなると、食事の用意といった勉強以外の雑務も増えるでしょう。

全寮制の予備校であればゲームなどの娯楽はもちろん、スマートフォンの使用についても厳しく制限しているところがあります。食事についても調理師や栄養士がバランスを考えたものを提供してくれるので、自分でメニューを考えて用意する必要はありません。余計な娯楽や家事の時間を減らすことで、受験勉強の効率は大幅にアップするでしょう。

もう一つの魅力として、ほとんどの予備校の寮は校舎から近い場所にあるので、通学の時間を大幅にカットできる点もあげられます。地方に住んでいる浪人生だと、電車に乗っている時間だけで1時間を超えることも珍しくありません。予備校の全寮制なら、通学の距離をなるべく短くして、勉強だけに打ち込める時間を増やせるのです。

このほか、自習室には参考書や過去問が用意されていたり、定期的に寮に来てくれるアドバイザーから勉強の指導を受けたりと、志望校に合格するためのサポートをたくさん受けられます。

予備校の全寮制にかかる費用|実は一人暮らしよりもお得?

予備校の全寮制に通う費用は一概にはいえず、選ぶ寮やその場所の地価などでも変動します。大まかな金額でいうと、最低でも100万円以上、高いと200万円を超えることもあるようです。

まず、毎月かかる費用に寮費と光熱費、通信費があります。寮費は食費込みで10万~20万円くらいが相場です。光熱費や通信費は毎月固定だったり、使った分のみを請求されたりと寮によってさまざまです。

これ以外にも寮に入る際に必要な費用として、入寮費や諸経費などがあります。入寮費はその名のとおり寮に入るための費用で、相場は10万~20万円です。諸経費は敷金や設備の使用料が該当し、だいたい3万~10万円程度はかかるでしょう。

このように予備校の全寮制を利用すると高額になりやすいことは確かです。しかし、都会で一人暮らしする場合と比べると実際はそこまで高い費用ではありません。

参考までに総務省の家計調査によれば、東京で1ヵ月一人暮らしをすると平均で13万~14万円ほどかかるといわれています。ここに引越しやアパートに入居するための初期費用が加わることを考えると、予備校の寮に一年通う際の料金とそこまで差がないのです。

どうせ費用が同じくらいなら、勉強に専念できる環境を提供してくれる予備校の全寮制を利用するほうがお得といえるのではないでしょうか。

まとめ

予備校の全寮制を利用すれば、受験当日までを勉強だけに没頭して過ごすことが可能です。

娯楽の制限はもちろん食事なども寮に任せることができるので、余計なことを考えずに学習を進められます。また、通学の距離を短くすることで、勉強時間を増やすことも可能です。

全寮制の予備校に通うための費用の内訳は、寮費や光熱費、入寮費、そのほかもろもろの諸経費です。全部合わせるとそれなりに高額ですが、都市で一人暮らしをしながら予備校に通う場合も同じくらいの費用がかかってしまいます。

その点、多くのサポートを受けながら受験勉強に集中できる全寮制の予備校は、理想的な選択肢のひとつといえるでしょう。

この一年間を最高の環境で乗り越えて、あなたの夢をつかみ取ってください。

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