高校生が予備校に通ううえで最初に悩むのが、「いつから予備校に行くべきか?」というタイミングです。なかには、まわりの同級生が予備校に行き始めるなかで、焦りを感じる人もいるのではないかと思います。
この記事では、まず、高校生が予備校に通い始めるタイミングとして多い「高2」がおすすめとされる理由を解説します。そのうえで、高2以外の時期に行き始めるポイントも紹介しましょう。
高校生は「高2」から予備校に通うべき理由
予備校に通うタイミングとして、高校2年生がおすすめとされる理由は、本格的な受験対策に入る3年生になる前に基礎固めができるからです。
一方で、3年生までに基礎を身に着けなければ、過去問の演習や模擬テストなどで応用力を発揮しづらくなります。
また、3年になると、時間的な問題で不得意科目や勉強の遅れを取り戻すことが難しくなることから、遅くとも2年生までには予備校に入り、苦手科目などを克服しておくことが大切になるでしょう。
高2以外の時期から予備校に通うことも可能
予備校は、高校1年生や3年生から通い始めることも可能です。高校1年生から予備校に通うと、早いうちに学習習慣や集中力などを身につけられます。
ただ、多くの高校1年生は、学校行事や部活動などでとても忙しいです。そのため、1年生から予備校に通う場合、高校2~3年生に向けた基礎固めと学習習慣を身につけることを目的に、週1~2回の通学でも十分かもしれません。
一方で高校3年生から予備校に入る場合、入校時期と本人の基礎固めがどのくらい終わっているかなどで、できる対策が変わってきます。ただ、一般的なことをいえば、高校3年生の夏が、苦手科目を克服する最終チャンスになるでしょう。
そのため、できれば、高3の夏休みまでに入校しておくのが理想となります。
まとめ
高校生が予備校に入る3つの時期には、以下の特徴があります。模擬テストや過去問演習が増える3年までに基礎固めと苦手克服を終えたい人は、高校2年生までに予備校に入っておくとよいでしょう。
・高校1年生:学習習慣をつける時期、週1~2回の少なめでも問題ない
・高校2年生:基礎固めと苦手科目の克服を行なう時期
・高校3年生:苦手科目を克服する最終チャンスは夏休み
理想的なタイミングがわからないときには、各予備校の個別相談会などに参加してみるのもおすすめです。いくつかの予備校相談会に行くと、自分に合う学習スタイルなども見極めやすくなるでしょう。