夏休みや冬休みになると、受験予備校によっては夏合宿や冬合宿が開催されます。
効果があるなら参加したいけど別途費用もかかるし、参加するかどうか迷う受験生も多いと思います。
合宿のメリットとデメリットを考えて、どのようなタイプの受験生に効果的か、わかる内容にしましたので、ぜひ参考にしてください。
予備校の通常授業と合宿の違い
予備校の通常授業は、本科生(高卒生)は朝から夕方まで、現役高校生は夕方から夜まで行われるのが一般的です。
一方の合宿では通常授業を受ける校舎とは違う場所、例えば避暑地のホテルで、勉強だけでなく衣食住をともにしながら集中して勉強します。
本科生が一日に受講する通常授業は、50分授業を6コマ、あるいは90分授業を4コマとする場合が多く、一日に5、6時間です。
授業以外の自習時間を2時間としても一日の勉強時間は7、8時間です。
一方の合宿では朝から晩まで勉強漬けの生活になります。
例えば午前6時に起床し、午後10時に就寝すると一日の活動時間は16時間です。
勉強以外の食事、入浴、休憩の時間を合計4時間とすると、活動時間のうち勉強に費やせる時間は 12時間となり、一日の半分を勉強時間にできます。
合宿のメリットとデメリット
では具体的に合宿のメリットとデメリットを見てみましょう。
まず合宿のメリットからです。
- 仲間が一緒にいるのでやる気を維持しやすい
- 集中して勉強漬けの生活を送ることができる
- スマートフォンを遠ざけることができる
- 合宿をやり遂げたことが自分の自信になる
- 通学時間が不要
メリットのなかでも特に、 3のスマートフォンを強制的に遠ざけることは重要です。
スマートフォンに触れる時間と学業成績の間に相関があることは、多く報告されています。集中して何かを成し遂げるには、スマートフォンを遠ざけることが重要です。
次は合宿のデメリットです。
- 自分のペースで勉強するのが得意な人は周囲に巻き込まれてリズムが崩れる可能性がある
- 合宿での生活環境は普段と異なるため生活リズムや体調が崩れる可能性がある
- 別途、合宿参加費用が必要
デメリットの3にあるお金の話は別にして、デメリットの1, 2 はメリットの1, 2の裏返しでもあります。
まとめ
合宿への参加が効果的かどうかは、自分の性格や生活リズムに依存するといえそうです。
本記事のメリットとデメリットに自分を照らし合わせ、合宿に参加すべきかどうか考えてみてください。