自宅浪人は不利?高卒者に予備校通いをおすすめする理由とは

予備校

大学受験に向けて浪人する道を選んだ方は、予備校に通うかどうかで迷った経験があるでしょう。なかには経済的な負担や通学の時間を惜しんで、自宅で勉強することを選ぶ人もいます。

しかし、自宅浪人(宅浪)には自己管理能力が求められ、独学のみで望むような結果を得るのはなかなか難しいかもしれません。

この記事では、浪人生にとって予備校がおすすめである理由をご紹介します。

予備校の環境なら受験勉強に専念できる

予備校には、浪人生が受験勉強に専念できる環境が整っています。毎日決まった時間に講義が始まるため、規則正しい学習リズムを構築できるからです。さらに、講義の時間外にも自習室を利用できるので、学習に集中できる環境が確保できます。

宅浪には、自由時間を確保しやすいメリットがあります。しかし、明確なルールを決めないと、起床時間が遅くなったり後回しにしたりしてしまうことも。また、自宅には勉強道具だけでなく趣味や娯楽のアイテムもあり、集中力が散漫になる大きな要因となります。

予備校には、受験生仲間と切磋琢磨しながら学力を伸ばせる強みもあります。合格へのモチベーションを保つには、刺激しあえる仲間を見つけることも重要な要素です。さらに、プロの講師やチューターの存在も、予備校に通うメリットです。学習面のサポートだけでなく、進路相談や受験生活のアドバイスにも応えてくれます。

宅浪の場合は、学習計画から情報収集まで、すべて自分で対処しなくてはなりません。サポートしあえる相手がいないため、勉強以外の負担が増えてしまうのが難点です。

予備校探しは3月から開始するのがおすすめ

一般的な予備校では、3月から高卒者向けコースの募集を開始します。浪人を決めたタイミングから、3月に向けて予備校探しに着手しましょう。

予備校の講義では、春から夏までに基礎学力を養い、秋以降は志望大学の合格に向けてレベルアップを図ります。そのため、4月から通い始めるように準備するのが理想的です。

宅浪で受験対策をスタートすると、学習が思うように捗らず、成績が伸び悩むこともあります。そのような場合には、方針転換して途中から予備校に入校することも検討してみましょう。

ただし、入校の時期が遅いと、カリキュラムのズレについていけない場合もあります。夏以降に宅浪からの方向転換を検討する場合には、受講生ごとに学習計画を提案してくれる個別学習型の予備校がおすすめです。

まとめ

浪人生活で効率的に学習するなら、宅浪より予備校に通うのがおすすめです。翌年の入試で合格を勝ち取るには、1年間の時間を有効活用する必要があります。

予備校では、1年計画の綿密なカリキュラムを組んで受験対策を実施します。講師のサポートを最大限に活用するためにも、4月の開講に向けて早めの再スタートを切りましょう。

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